【Event Report】京セラとカワサキのコラボ!VRChatで「TORQUE World」公開 好きな人にはとことん刺さる

 2026年9月9日より、VR対応オンラインSNSである「VRChat」にて、京セラ株式会社(以下、京セラ)がワールド「TORQUE World」を公開した。大々的にプレスリリースでも銘打たれているこのワールドであるが、今回は技術的な解説ではなくガジェットやモビリティについて、よりダイレクトな宣伝を行っているワールドである。だからといって広告一辺倒のワールドではなく、さらに今回はカワサキモータース株式会社(以下、カワサキ)ともコラボレーションを行っている。そんな盛り沢山な魅力を、先日開催されたガイドツアーに沿う形で見ていこう。

ついに発売、「TORQUE G07」の底力

 ワールドに降り立ってまず広がるのは、道の駅のような建物とそこに停まるバイク、京セラとカワサキの看板である。もう既にいろいろなイベントに参加されている方であれば驚きもひとしおだろうが、この看板のロゴデータも含め、このワールドに展示されているものは正規の公式モデルである。つまるところ、完全に企業からOKが出ているクリーンなモデルが待ち構えているのだ。

 なお駐車場には横断歩道前で制止するバイクも見られ、横断歩道上からユーザーが居なくなると直進し、きちんと駐車まで一通り行い、その後再発進するというアニメーションが設定されている。通り過ぎてしまうユーザーが多いかもしれないNPCに対しても、今回はきめ細やかな設定が行われているようだ。

 会場内に入ると、まずは京セラの新製品であるスマートフォン「TORQUE G07」を紹介するエリアに入る。同ブランドの製品を愛好されているユーザーや企業のかたであればお馴染みではあるが、このスマートフォンは「過酷な現場での使用」を前提に設計された、非常にタフなスマートフォンなのである。

 どれくらいタフなのかを一部テスト出来る仕組みもあり、エリア内では最大で高さ2.2mの距離から同機を落下させるギミックが存在する。そう、このスマートフォンはその高さから落としても大丈夫なのである。更に今回のモデルは「耐水」周りも大きく強化されている。水深約5.0mの水圧に60分沈めても耐えられるだけの耐圧・耐水性を獲得。

 そして一番大きいのが「対泥性」だ。これは文字通りの性能であり、泥はスマートフォンに入り込みやすく、その上掃除も一筋縄ではいかない厄介な存在である。水洗いを行っても動作が保証されるのかというのは、アウトドアシーンや工事現場などの汚れやすい状況下でのスマホ導入をためらわせる要素だ。だがこのモデルは洗える上に、なんと水が流れやすい構造にもなっているという。汚れても水洗いだけで綺麗に出来るならば、より過酷な環境でも使いやすい一品と言えるだろう。

 ワールド内では背面カバーと背面上下のフレームにそれぞれ個別のカラーのパーツを搭載することができ、自分のお好みのカラーリングに仕上げられる。シンプルなデザインながらファッショナブルさを持たせているところも好感触だ。

 本体のスペックは OSがAndroid™ 16、CPUはSnapdragon®7 Gen 4、メモリはROM 128GB/RAM 8GBに外部記憶装置としてmicroSDXC™ 2TBを搭載可能だ。まさしく「タフさを武器にアウトドアや現場にて必要なアプリを動かす」ということに特化している、割り切ったモデルである。

VRChatにかけるカワサキの思い

 隣のエリアに移ると、そこにあるのはカワサキのバイク達。今回カワサキはVRChat内に公式としては初のモデル展示を行うことになったのだという。エリア内にはカワサキのZ900やNinja ZX-10R、ELIMINATORといった「カワサキといえばこれでしょ!」というモデルが合計5台展示されている。もちろん今回公式コラボレーション企画であるため、モデルもきっちり公式の代物である。

 ガイドツアーではバイクの簡単な解説もあり、特にELIMINATORはバイク初心者に対して乗り味やビジュアルが好評でありかなりウケの良い一品であるという点に参加者は驚いていた。筆者としてもNinja系統のライトグリーンもしくはマットなダークのサイバーパンクなバイクという印象が強いだけに、ゴツさの目立つELIMINATORが実は初心者に優しいご近所のおじさんポジションであるというのは意外なところである。もちろんご近所のライダーお姉さんポジでもいいです。はい。

そこから先はアンケートが設置されたスペース、並びに地下のホールが繋がっている。ホール中央にはカワサキのバイクを展示することも出来るため、いわゆるトークショーイベント的な使い方も出来るかもしれない遊び心を感じるものである。

 今回カワサキの担当者に話を伺ったところ、京セラと合同で展示する形となったのは、担当者同士のコミュニケーションから生まれたものだという。元々新しいフィールドで企画をやりたいと思っていた矢先、VRChatのクリエイターイベントにて京セラ側の担当者と出会い、知見があるなら乗っかってみたいとコラボレーション企画を立ち上げたとの事である。そして今回のイベントに対し、SNSなどでの反応が大きければ、更なるイベントも継続して行える可能性があると語っていた。VRChatにおける企業展示企画の一環として、是非他の企業も参考にされてはいかがだろうか。

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