ACE COMBAT 8 序盤で迷わないオススメ機体選択ガイド

 2026年10月2日にバンダイナムコエンターテインメントより発売された「ACE COMBAT 8:WINGS OF THEVE(以下、ACE8)」。エースコンバット史上最も良い評価と売り上げの良さを記録しつつあるこの作品は、柔軟な難易度設定と操作システムにより、これまでフライトシューティングゲームをやったことがないというプレイヤーにも浸透しつつある。

 その喜ばしい情報と背中合わせに出てくる悩みが一つ。これまでこの手の作品をやったことがない人にとって「F何番ってなに?Aのなんとかってなに?」「正直、どれ乗ったらいいの?」「特殊兵装とかたくさんあるけど強いのないの?」「なんかバクスター先生から『対地攻撃力足りてない』って言われる」という問題だ。

 そこでこの記事では、機体ツリーで序盤に選べる機体をフィーチャーしつつ、主な戦闘機の区分分けを見ていくことにする。

なお本記事も登場機体に関して、序盤の機体ながらネタバレが含まれている。その点に注意して読み進めて頂きたい。

空の格闘戦エース「戦闘機」

 戦闘機って皆これじゃないの?と思う人もいるくらいにひとまとめに括られる「戦闘機」だが、エースコンバットシリーズにおいては特に「敵との対空戦闘を得意とする、機動力の高い機体」がここに分類される。本作ACE8では一部の機体が地上のターゲットを攻撃出来る武装も特殊兵装として選択可能だが、基本的には「安定性以上に、ドッグファイトに役立つ小回りや加速を重視する」というところが特徴として挙げられる。

MiG-21Bis「フィッシュベッド」

 この機体を見た瞬間に「何この空飛ぶドラム缶」と思った人もいるだろうが、その印象はほぼ正解だ。自動車で言うところの軽自動車的区分をされているこの機体は、現実世界では「90度以上ロールしたら回転が止まらないという話」が出るくらいのピーキーさを持っている。とはいえ安くてそこそこ戦闘能力があって数が多い、いわゆる「はやい、やすい、うまい」に近い運用のしやすさには定評がある。

 今作ACE8では戦闘機に分類されるが、なんといっても特殊兵装の「SASM」「QAAM」を備えていることが特徴だ。前者の特殊兵装は「ロックオンした相手の至近距離で炸裂し、ダメージを与えられる可能性が高い」ミサイルを発射し、後者は「急角度でも対応可能な高誘導」のミサイルを発射する。搭載量こそ少ないが、こう見えても空対空戦では序盤の機体としてはだいぶ攻め手に回れるタイプなのである。ドッグファイト重視な場合は是非乗ってみることを勧めたい。

F-14D「スーパートムキャット」

 映画「トップガン」や続作「トップガン マーヴェリック」でお馴染みの海軍機。デンジャー・ゾーン流すとゴキゲンに飛べる。戦闘機としても珍しい「可変翼」を搭載しており、これにより柔軟な運用を可能としているのがこの機体である。

 本作では長射程の空対空ミサイル「LAAM」を搭載し、敵に察知される前に長距離から一方的に先制攻撃を仕掛けられる。事前に交戦する敵に対して打撃力が高いのが本機の大きな特徴であるが、対地戦闘でもロックオン式の爆弾「GPB」を搭載でき、一定の戦果を挙げることも期待できるのも強みだろう。やや安定性に寄った機体のためか、キビキビとした挙動よりはややずっしりとしたブレの無い飛行が可能である。

対空も対地も一定の戦果を出せる「マルチロール機」

 ACE8ではミッション4以降、対空戦闘一辺倒ではなく地上や海上の目標が出現することもある。そんな時、空中戦もこなしつつ、地上の相手にも有効な武器を持っている機体が欲しくなる。そういう時に頼られるのが「マルチロール機」だ。ある程度の空中戦についていけるだけの性能と、地上を攻撃できる特殊兵装が充実している「多用途(マルチロール)性」に強いのがこのカテゴリになる。

F/A-18C「ホーネット」

 戦闘機の名称は「F」が「Fighter(戦闘機)」、Aが「Attacker(攻撃機)」。ではその両方の運用を行いたい時にどうするか、そんな変則ネーミングが随一のカッコ良さを見せる艦上機がこの「ホーネット」だ。本作に登場するのは二世代目の機体にあたり、初期型から色々とバージョンアップが施されている。

 作中ではプレイヤーであるレックスをはじめ、ジョーカー隊の面々がお世話になる機体だ。それだけあって、この機体の特殊兵装は対空・対地両面にまとまった性能を持つ。最大4機の相手を同時にロックオンできるミサイル「4AAM」、対地向けの無誘導爆弾「UGB」といった、対空も対地もきっちりこなせる万能選手として登場する。機体の操縦特性も初期機体ながらバランスがよく、この機体で中盤近くまで行けるだけのポテンシャルを備えている。

F-4E「ファントムⅡ」

 いわゆる戦闘機系コミックスの作品ではおおよそ語られるであろう老兵にして、戦闘機という概念を多くの読者に刻みつけた機体。それがF-4「ファントム」である。この機体はそのバリエーションの一つにあたり、攻撃能力を含めて諸々が強化されたモデルとなる。

 こちらは標準装備の特殊兵装が「HVAA」というミサイルで、これは非常に加速力が強く、敵へ即座に着弾させることが可能なミサイルだ。射程も長めだが誘導性がそこそこであるため、中距離ないし遠距離の敵に向けての牽制手段として使うのが有用だ。2つ目の特殊兵装として、ホーネットと同じUGBを搭載していることもあり、一定の対地攻撃力も期待できる。機動性はホーネットと大差無いがこちらはより大柄であるため、空戦では極端なドッグファイトは控えるような立ち位置だ。

地上目標を絶対に焼け野原にする「攻撃機」

 戦闘機の役割として挙げられるのはもちろん華やかなドッグファイトだが、地上や海上の目標もこちらにとっては脅威となる。作戦によっては、地上の目標を効率的に排除することも求められてくる。そういった時に役立つのが「攻撃機」だ。安定性と堅牢な装甲は、ドッグファイトには不向きでも地上の相手には大きな恐怖を与えるだろう。

A-6E「イントルーダー」

 艦載可能な攻撃機として開発されたこの機体は、それまでの戦闘機よりも低空における侵入能力・精密攻撃能力を求められて実戦に投入されている。その武装のバリエーションは信頼できるものばかりであり、やろうと思えば核爆弾すら懸架可能なリストに入っているなど、古い機体ながらも攻撃能力はきっちり備えている。

 本作では一部のミッションで強制的にこれに乗り、そのまま離陸することになる。この機体は長距離の対地攻撃ミサイル「LAGM」、特に艦艇に高い威力を発揮する対地ミサイル「LASM」、そしてUGBと対地攻撃セット一式が特殊兵装として選択出来る。ただし攻撃機、特に初期の機体だけあって安定性に強く依存した飛行特性は、ドッグファイトとはとても相性が悪い。仲間を攻撃専門としてこの機体に乗せると仕事はしてくれるので、主に僚機としてオススメをしたい。

Su-25SM「フロッグフット」

 近接戦闘、特に地上からの脅威を排除することを目標にした攻撃機として「頑丈に作る」というのは通例だが、生存性も確保しつつ、低空から素早く目標に接近し、安定した姿勢で攻撃するというオーダーに対して出された攻撃機の一つ、それがSu-25SM「フロッグフット」である。

 この機体は4つの目標に同時攻撃出来る対地ミサイル「4AGM」、目標上空で複数の子爆弾を散布し広範囲を攻撃する「SFFS」、そして一部の機体にも搭載可能なガンポッド「MGP」を備えている。装備の二つはノンロックタイプ、加えてガンポッドに関しては他の搭載機もそうだが習熟が必要な特殊兵装だ。とはいえ扱いに慣れれば結構な戦果を挙げる事も出来、加えて攻撃機ながら最低限の機動性も備えている。ドッグファイトは苦手だが、それでもなんとかこなせる程には動けるため、地形や雲を活かして上手く立ち回る事で戦える可能性はあるだろう。

支援を一手に引き受ける「電子戦機」

 戦場における敵の通信妨害や、その痕跡を辿っての探知、無力化。もしくは味方に対する敵の電波などへの干渉行為からの妨害。こういった行為は「電子戦」と称されており、情報あふれる現代戦を支える大事な技術の一つとされている。ACE8では主に「敵のロックオン・ミサイル追尾精度の低下」という弱体化と、「味方のミサイルの誘導・リロード速度向上」という強化を範囲で行える能力を持つ機体となっている。なお、このカテゴリは本作初の要素だ。

EA-6B「プラウラー」

 ベース機となるA-6は元々大容量の積載量を持つ機体として開発が行われていた。攻撃機としての役割を持っていたこの機体を強化し、重要視されている電子戦向けに投入したのがこの機体である。プロローグでコープが言っていた「SIGINT OSINT HUMINT」のうち、SIGINT(シギント:電波などの情報通信傍受による、諜報行為)でもこの機体は活躍している。なお余談にはなるが、OSINT(オシント:公開情報を元に動向を察知する)やHUMINT(ヒューミント:人間を媒介にして情報を取得する行為)も、情報取得活動として一般化している。

 さてそんなこの機体、本作のA-6Eと比較しても抜群に機動性が上がっている。爆装しない分痩せたんですかね?そして目玉の特殊兵装は、敵のミサイル誘導を一定時間弱体化させる「ECM」、こちらとエリア内僚機のミサイル誘導とリロード速度を上げる「ESM」、爆装の魂が忘れられなかったのか対地攻撃ミサイルである「LAGM」を搭載可能だ。特にESMを使用後に相手に雨あられとミサイルを浴びせる戦術は、電子戦機というドッグファイトにやや不利な本機には有りえないまでの高い攻撃性を示す。なおここにミサイル誘導強化のパーツを積載した場合、当然その分も盛られるのでオススメのカスタマイズだ。そして空戦機は死ぬ。

パーツ何選んだらいいの?

 ここまで解説してなんであるが、序盤の機体では一長一短こそあるが機体のロール(役割)に忠実な性能を持っている。それを下支えするのが強化要素である「パーツ」だが、ハズレがないのは「搭載量」を強化するパーツだ。特にF-14D辺りのパーツ類はミサイル系の搭載量を上げるパーツが多く、機体の特殊兵装と組み合わせると弾切れの心配をやや抑えられるだけの数を持って出撃出来る。誘導性能強化のパーツも必要だが、まずはなにより搭載量を優先すると良いだろう。

オススメの機体ってどれ?

 実はこのゲーム、場合によっては空母からの発艦が前提となるため「艦載機」という括りの機体を優先的に確保する必要がある。機体ツリーにある機体欄の左上に錨のようなアイコンがあるが、これが艦載機を示しており、それ以外の機体は一部ミッションでは出撃不可となってしまう。

 主人公達が搭乗するF/A-18Cの改良型である「F/A-18E」「F/A-18F」(それぞれの相性は「スーパーホーネット」)は、6AAMや4AAM、QAAMといった強力な対空ミサイルや、SOD、GPB、LASMのような対地兵装も結構装備することが出来る。そしてどちらも艦載機区分かつマルチロール機のため、戦場を選ばない活躍を見せることが出来るだろう。

 なお、主人公がコープと共に乗った機体はF/A18-Fである。腕に自身があれば、ストーリー終盤に登場する「彼」の鼻っ柱をへし折ってやろう。

バクスター先生から「対地攻撃がうんぬん」って言われるんだけれど…

 ゲーム内の仕様ではあるが、僚機は「機体に搭載されている『決まった特殊兵装』を装備する」ことになる。話が進めば機体ごとに別の特殊兵装も同時装備出来るが、序盤のうちは特殊兵装は1つだけとなる。特殊兵装の装備によって対空・対地攻撃力の目安の数値が変わり、これは作戦ごとに推奨となる値が設定されている。作戦出撃前に画面右下のゲージでそれが示されているのだが、攻撃機を調達して僚機に回さないと、対地攻撃力が不足する判定となるケースが出てきてしまうのだ。これはプレイヤーが序盤にF/A18-CのUGB(爆弾)装備で出たとしても、他の僚機は4AAM装備で出てしまうため、結果的に対地攻撃力不足とみなされてしまう。

 だがこれはあまり深刻視する必要はない。ミッションが序盤のものであれば、対地目標はプレイヤー一人で頑張って片付ける事が出来る量であり、その際僚機に対空戦闘をある程度任せておけることにもなる。ミッションが進めばより強い機体や兵装、パーツも選択肢に入るため、自然と戦力が充実してくるのである。先生のお小言が聞けなくなるのは淋しいが。

 是非この機会に、お気に入りの一機を見つけて空の果てへと挑んで欲しい。ACE COMBAT 8:WINGS OF THEVEは10月2日より発売中である。

世界160か国以上で展開する台湾発のPCメーカー【Acer公式オンラインストア】